第1週目
ミッション

最初に、今月に作る「モノ」を理解することから始まります。
日本のものづくりメーカーの協力による、リアルにこだわったテキストを読みます。
それには、初めてその「モノ」を作った人のアイデアや苦労を想像できるように、
「モノ」の目的、その形や色になった必然性、目的達成のための別の方法などを、トリビアをまぜながら詳しく紹介しています。
このテキストを読んで、実際に社会で役に立っている機器の仕組みを考え、
これと同じものを制作することで、「自分でも作り出せる」と実感してほしい、という心を育てるねらいがあります。
町の中で、お子さんが「モノ」を見つけた時は、保護者様に自慢げにいろいろな話をするかもしれません。
そのときは、「すごいね~。よく知ってるね。」と、褒めてあげてください。
お子さんの自尊心が強くなり、勉強する気持ちが強くなります。
ロボットプログラミング製作


ミッションを達成するために動画を見ながら、ロボットを組み立てて、パソコンでプログラムを作ります。
- ロボットの組み立てには、モーター、センサー、LEDなどの基本パーツと、縦・横・斜めにつながれるArtecブロックを使います。ブロックを組み立てていくこの作業は、空間認識力も育てるできます。また、基本パーツの種類を絞ったシンプルな構成のためキット代が安く済みます。
- プログラミングには、マサチューセッツ工科大学で開発された、子ども向けプログラム言語「Scratch」をカスタマイズしたものを使います。プログラムの文法を知らない初心者でも、視覚的に操作できるのが特徴です。この作業では論理力を鍛えることができます。
第2週目
ミッションの実行
光の性質や生物の運動について考えたり、速さと距離や角度について計算するなど、各回のテーマに関連させてSTEM(科学、技術、工学、数学)領域の学習を行います。
プログラミングを通じて習得するITスキルだけでなく、科学や算数を同時に学ぶことができます。
この時は、学校で習っている内容が大活躍するので、勉強する意味を理解させる絶好のタイミングです。
ダブルループ学習
本物の力を育てるために、同様の講座の多くがPDCA(計画・実行・評価・改善)サイクルでの問題解決法を採用しています。
本講座ではさらに、見て(see)考えて(think)類推する(wonder)ことで今の計画を再評価しながら進める、「ダブルループ学習」を行います。
何か問題が発生すると、新しい知見から検証し、改善方法を仮説し、実行し、このプロセスを用紙に記録します。
このような思考を繰り返し続けることにより、社会の変化や新技術にも対応できる、柔らかい頭を作ります。
さらに、個別指導キャリアの講座は、もっと生徒の能力を引き出すために、
学習塾でのノウハウを活かした授業が続きます。
レポート作成

「ダブルループ学習」で記録した内容と以下の質問事項をもとに、キャリアオリジナル「作文フォーマット」を使いながら、レポートを書いていきます。
- 計画通りにならなかった時、どこに着目したのか。
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その原因は何だったのか。
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その対策をどのようにすれば良いと考えたのか。
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この考えが正しいと仮説した結果、ロボットはどのように動いたのか。
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この体験から、何を学びとったのか。
-
この学びを生活でどのように活かしていきたいのか。
レポート発表
みんなの前でプロジェクターを使って、作成したレポートをプレゼンします。
最後には、みんなで拍手をして、その勇気と努力に対し発表者を称えます。
また、友達の発表を見て、人の説明を理解し、共感し、質問する力も育てます。
実は、この経験が中学生になって大きい意味を持ちます。
授業中、黒板の前で説明できるようになれば、内申点の評価も上がり、志望高校に近づくからです。
ここで、お聞きしてもいいですか?
人前で話をすることが苦手の方はいらっしゃいますか?
安心して下さい。
「完全なものを発表するのではなく、自分の思いを語るようにしよう」と精神的なアドバイスも行いつつ、発表に慣れるように、ステップを踏んでいきます。
このように、第1週目から4週目にかけて行う授業は、新大学入試に必要な力を育てます。
料 金
- 人数:1教室、6名まで。
- 授業曜日:第1木曜日、第2木曜日(第3木曜、第4木曜はPepperと愉快なプログラミング 講座を無料で受講できます)
- 授業時間:17:00~18:30(90分間)
項目 | 費用(税抜) |
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入塾金 | 15,000円 |
月謝(月2回) | 8,900円 |
諸費用(毎月) | 2,400円 |